Runner in the High

技術のことをかくこころみ

Acer C720のこと

最近ちょっとあってAcerChromebook C720を手に入れたので
これについて軽く記事を書こうかなと思った今日このごろ

 


マシンの写真とかはそこらへんにごろごろしてるのでこんなもんで。

【スペック】
CPU: Intel(R) Celeron(R) 2955U @ 1.40Ghz 2core
Memory: 4G
Storage: SSD10G

充分軽い

 普段はmobusのバックパックで学校に持って行ったりするけれど、まずそんなに負担にはならない。MBAと比べたらそりゃ重いけど。基本的にスポーツといえばサッカーくらいしかやったことのないthinな人間でもこの体感、というくらいの軽さということで。

ぬるぬる動く

 スペックを見るとCeleron 2955Uとさほど早いCPUではないにもかかわらずストレスを感じさせないスピードで動く。そもそもできることが限られているという点で、マシンに負荷をかけることが難しい気がする(タブを100個開くとかすれば重くなるけどね!)

 特筆すべき点は起動・シャットダウン・スリープの速度MBAを持ってないからわからないけれど、やつらに匹敵するかそれ以上のレベルで早い。Amazonか何かのレビューで起動時間を測定する動画があったけれど、ぜひそれを見て欲しい。この点でのストレスは皆無。

 加えて、SSDなのでHDD特有の動作音がなくて静かなことと、忘れてはいけないのがWi-Fi接続までの速さ。これはもう本当に抜群に早い。環境によってスリープ復帰後とか起動直後のWi-Fiの接続にちょっと時間がかかってしまうことは度々あるけれど、C720ではまだそういうのは体験していない。この点は非常に優秀。

バッテリの持ちがやばい

 まだ一ヶ月ちょいしか使ってないから、ということもあるかとは思うけれど、バッテリの持ちはその辺のラップトップの比じゃない。スマホとかだと、バッテリの消費を抑えるために機内モードにしたりするけれど、そもそもそういうことをする必要なく、よっぽどぶっ続けでYoutubeでHD動画を見たりでもしなければ、半日くらいは持つ余裕を感じる。Lifetouch NOTEを持つ人間としては、あのマシンのバッテリの持ちにも相当のものがあるとは思っていたけれど、それに匹敵するレベルで(ネットブックという機能の上でのアドバンテージを加味すれば)最高のマシンだと思った。

個人的な総評(IMAO)

 まず、自分の基本的なChromebookでの作業習慣について説明しないと、評価の指針というものが理解されないと思うのでこれについて少し。Chromebook上でやる作業は、学校で提出するレポートを書いたりその情報収集をしたり、あとはたまにSSHでリモートの作業をしたり、と言った感じ。それ以外に基本的にはYoutubeで音楽を聴いたり動画を見たり、ネットサーフィンをしたりする程度。Google Keep, Text, Writebox, Serverauditorがヘビーユースアプリ。

 開発をやる人間が決して忘れちゃいけないことは、Chromebookでは開発はできませんよ、ということ。開発ができない、というのはもしかしたら語弊かもしれない。というのも、Chrome Dev EditorでChrome AppもDart Appも作れるし、ShifteditとかCodeanywhere、KodingなどのIDEも使えるっちゃ使えるわけで。ただ、個人的に一番負担になっているのは、gitとかsubversionとかのバージョン管理システムが使えないこと。croutonやchubuntuを導入するというワークアラウンドがあるのも事実ではあるけれど、そういうことではなく、ChromeOSとして使いたいのに、使えないということに負担を感じているということ。ChromeOSはそれ自体とても完成・洗練されていて、とても好きだから、そこにまた何か入れてやろうとは正直思わない。これとは別に、FTPクライアントでろくなものがないというのもどうにかしたいなという感じにはなっている。これはこれで自分で今度作ろうかな。

 なんとか言ってきたけれど、それでもなんだかんだ言ってChromebookは着実に僕の時間を奪う存在になりつつある。なにより普段からゴリゴリとコードを書いてコミットするわけじゃないし、むしろブラウザが使えるだけ、ということがいかに自分の作業内容へのフォーカスを後押ししてくれているのかがChromebookによって実感できた気がする。MacLinuxWindowsもそれぞれやっぱりできることの幅は大きくて、必ず持っていなければならないマシンであることはわかるけれど、そこにChromebookが入ってくることによって、その存在価値が無になるとは思えないし、とりわけ上のOS(Macは違うのかもしれなけれど)に特有の鈍重さになんらかの不満を持っているのであれば、むしろChromebookはその不満点を補う形で、実際に僕がそうだったように、ユーザーをサポートしてくれるだろうなと感じた。

結論: Macユーザー以外は買い